snuffkinの遊び場

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「Noncommutative Geometry, Quantum Fields and Motives」

絶対数学関係を調べていて、コンヌさん(絶対数学の研究者)のページからダウンロードしてきたのが、「Noncommutative Geometry, Quantum Fields and Motives」という本でした。直訳すると、「非可換幾何学と量子場とモチーフ」。どうつながりがあるのか、まったく分からない。
Amazonの内容説明を読んでいると、「標準理論に最小限の重力理論を組み合わせたもの(4つの力の統合を目指す話?)の数学的定式化の基礎をなす非可換幾何学」と「ゼータ関数の研究で使用されるQ-格子のモジュライ空間」が似ていることを説明することが、この本の目的らしい。私には、まったく分からない。
こんな全然関係がなさそうなものが「似ている」と思えるなんてね。。。数学の中だけでも、いくつもの分野で実績を挙げ、物理にまで手を出して成果を挙げていくコンヌさん。さすがフィールズメダリスト。凄すぎる。10回くらい生まれ変わったら、この本が理解できるようになるんだろうか。
それにしても、文面だけ見ていると、メチャクチャ刺激的なことですね。多少アオリ的に解釈すると「素数を研究すること」(数学)が「この世のすべての力の相互作用を解明すること」(物理)につながるんですよね。
代数幾何学は代数と幾何をつなぐ凄い理論ですが、非可換幾何学って物理と数論をつなぐとてつもない理論なのでしょうか。