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snuffkinの遊び場

IT関係、スポーツ、数学等に関することを、気が向いたときに書いてます。

ニュートリノは光速を越えて移動する?

様々なところでニュースになっていますが、CERNから「ミューオンニュートリノの速度が光速より速いという観測結果が得られた」との発表があったそうです。特殊相対性理論に反する結果ですが、実験は正しそうなため発表したとのこと。第三者による検証を求めているそうです。
Measurement of the neutrino velocity with the OPERA detector in the CNGS beam
↑がその論文ですが、タイトルからはセンセーショナルな結果は分かりません。余計な波紋を広げないよう慎重なのかもしれません。論文をざっと眺めると、実験方法や観測結果が豊富な図とともに記述されていて、ビジュアル的には面白そうです(私は本気で読むつもりはありませんが)。

日本だと、KEKBからカミオカンデニュートリノを飛ばして検証したいところなのでしょうが、Wikipediaの記述を見ていると、震災の影響ですぐには無理のようです。

現代物理学には相対性理論を前提にした理論が至る所にあり、影響は莫大だろうと思いますが、全部ダメになるようなことはないのでは?(そういう極端な話題で盛り上がる掲示板もあるかもしれませんが)

多くの物理現象が相対性理論に沿った観測結果となっている以上、ニュートリノが光速を越えたとしても、特定ケースに対して起こりうる物理現象なのでは? 例えば、ニュートン力学しか知らない時代に原子物理学の現象を説明できなかったとしても、「ニュートン力学が間違っている」とは言わない。ニュートン力学が森羅万象を説明しきれる理論ではなく、ある側面から見た理論なだけ。
質量不明、電磁相互作用も強い相互作用も働かない、他の粒子と比べて謎が多いニュートリノには、まだ誰も知らない物理法則があって、光速を越えることが許される(または、越えるように見える)なんてことがあると、物理学がさらに発展しそうで面白いな。