「Vert.xハンズオン with CRaSH」に参加してきました
複数サーバに分散させてスケールさせる必要があるシステムの開発が増えています。このご時世で、ゼロから開発するってことはないと思うので、既存のフレームワークを使いたくなります。Hadoop、Storm、Jubatus等のプロダクトはありますが、これらは特定の目的に特化しており、目的にマッチした場所に使わないと効果が発揮できません。もう少し汎用的に使えそうなのがVert.xだったり、Akkaだったりと考えています。
また、Vert.xはCRaSHのVert.xモジュールと組合せて使うと、さらに便利なことを知りました。CRaSHはJVM内にログインしてCLIでいろんな操作ができるので、使いどころが多そうです。
そんなタイミングで、見つけたのがVert.xハンズオン with CRaSHでした。ピッタリなテーマじゃないですか。なので、参加させていただきました。
講師は須江信洋(@nobusue)さん。
次のようなGroovyの本を書かれている方です。
- 作者: 関谷和愛,上原潤二,須江信洋,中野靖治
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/07/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 392回
- この商品を含むブログ (154件) を見る
- 作者: Dierk Konig,Andrew Glover,Paul King,Guillaume Laforge,Jon Skeet,杉浦孝,櫻井正樹,須江信洋,関谷和愛,佐野徹郎,寺沢尚史
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2008/09/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 146回
- この商品を含むブログ (121件) を見る
ハンズオンの資料は以下で公開されていますので、内容の詳細はそちらをご覧ください。
JGGUGの活動でしたので、サンプルはGroovy版のVert.xサンプルを使って説明されていました。数行書くだけで、pub-sub通信だったりp2p通信だったりができるのは、とても便利。
具体的にサンプルコードを貼ると、こういう風になっています。
- Receiver.groovy
def eb = vertx.eventBus eb.registerHandler("news-feed", { message -> println "Received news: ${message.body()}" })
- Sender.groovy
def eb = vertx.eventBus // Send a message every second vertx.setPeriodic(1000) { eb.publish("news-feed", "Some news!") }
いや~これは内部の処理が気になりますね。面白そう。Vert.xがより成長して広まっていく可能性を感じました。
私は普段はJavaが多いので、懇親会でもGroovy/Grails関係の方々とお話できて楽しかったです。
こんなに楽しい技術がたくさんあるのだから、「私も、もっと発信しないと!」と刺激を受けました(^^)
よし、頑張るぞ!